「キリスト教Ⅱ」の授業の一コマ
2025-11-06
2025年10月30日(木)の3限、「キリスト教Ⅱ」の授業を本学チャペルにおいて行いました。今回の授業では、劇団ムカシ玩具による一人芝居『神々の謡』を鑑賞しました。
この作品は、1903年に北海道に生まれ、アイヌとして、またキリスト者として生きた知里幸恵の短くも力強い19年の生涯を描いたものです。
知里幸恵は、アイヌの口承文化を記録し、後世に伝えるために『アイヌ神謡集』という一冊の宝物を遺しました。芝居の中で彼女が自らの言葉で歌った謡(うた)が語られ、観る人の心に深く響きました。
生誕122年を迎えるこの年に、私たちはこの舞台を通して、民族や文化の違いを超えて互いに敬意を払い、共に生きる希望を見出すことの大切さを改めて感じました。
差別や対立ではなく、共感と理解を育む学びのひとときとなりました。
