学生スピーチ
[2026-10-01]
皆さん、こんにちは。
私は今回、カンボジア・ワークキャンプを通して、神様がどのように私を導き、支えてくださったのかについてお話したいと思います。
今回のキャンプのテーマ聖句はイザヤ書41章10節でした。
「恐れることはない。私はあなたと共にいる神。たじろぐな。私はあなたの神。勢いを与えてあなたを助け、わたしの救いの右の手であなたを支える。」
私はこの聖句について、キャンプ中の経験を踏まえて考え続けました。そして、帰国した今も心にとどめています。今回のキャンプで私が得たものは、「人を愛すること」です。
参加する前の私の世界は地元や学校など、自分の周りの人たちとのコミュニティが中心でした。国内旅行はしたことがありましたが、海外へ行った経験はなくそのため、20年間過ごしてきたその小さな世界から飛び出してカンボジアへ行くことには、不安もありました。しかし同時に、異文化に触れたり、新しい価値観を学んだりできるのではないかという期待もありました。
実際にカンボジアで過ごした10日間は、私の想像をはるかに超える経験になりました。私は参加者の皆さんだけではなく、LHCOLutheran Hope Cambodia Organizationのスタッフの方々、ゲストハウスの方々、ドライバーさん、子どもたちなど多くの人たちと出会いました。その中でも特に印象に残っているのは、現地の子どもたちとの出会いです。私が出会った子どもたちは決して安定した環境で生活しているわけではありません。靴を履いていない子や、様々な事情で学校に通えない子もいました。しかし、そんな環境の中でも子どもたちはとても元気で、純粋で、明るい笑顔を見せてくれました。お互いの言葉はほとんどわかりませんでしたが、笑顔やジェスチャーだけで心が通じ合うことを実感しました。現地についてから気づいたことがあります。それは、神様は私たちに完璧を求めているのではなく、まず一歩踏み出すことを求めておられるということです。勇気を出して初めて神様の導きを得ることができます。子どもたちと遊ぶときも、最初はどう接したらよいかわかりませんでした。けれども、言葉が通じなくても、一緒に笑い、走り回り、手を取り合う中で、少しずつ心が通じ合っていきました。私はそこで、人を愛することに言葉や国籍は関係ないということを学びました。
カンボジアで出会った人たちは、言葉も文化も違う私に対して興味を持ち、受け入れてくれました。私もまた、相手を知りたいと思いながら関わることができました。そこには、人と人とがつながるために大切な姿勢があるように感じました。人との出会いは偶然ではなく、その背後で神様が働いておられることを考えるようになりました。今回出会った子どもたちや現地の方々とのつながりも神様が与えてくださった出会いだったのではないかと思います。
今回のテーマ聖句であるイザヤ書41章10節には、「恐れることはない。私はあなたと共にいる神。」とあります。私は出発前、不安や緊張を感じていました。しかし、実際にカンボジアへ行ってみると、神様は様々な出会いを通して私を支えてくださいました。言葉が通じなくてもつながることができること。文化が違っても理解しあおうとできること。そして、自分の世界は思っているよりずっと広いということ。神様はそのことを今回のキャンプを通して私に教えてくださったように思います。今回の経験は、私にとってより広い世界を知る大きな一歩になりました。これからも神様が与えてくださる出会いを大切にしながら、自分の世界をさらに広げ、多くの人とのつながりを築いていきたいと思います。
また、現地で奉仕をされている方々の姿にも大きな影響を受けました。目立つことをするのではなく、一人一人を大切にしながら、長い時間をかけて仕えておられる姿を見て、神様の愛は特別な人だけに向けられるものではなく、すべての人に注がれているのだと感じました。
さらに、私自身の生き方についても考えさせられました。私はこれまで、「自分に何ができるのか」を考えることが多かったのですが、今回のキャンプを通して、人を愛することは神様を愛するということだということを学びました。不安がなくなったわけではありません。それでも神様は、恐れを抱える私たちを支え、必要な時に力を与えてくださいます。右手は救うため、左手は今回私が体験したように神様が指を使い、方向を指し示して人を導くためにあるのではないかと感じることができました。
まさにテーマ聖句の通りでした。今回の経験を通して、私は神様が遠くにおられる方ではなく、私たちの日々の歩みの中でともにいてくださる方だということを改めて知りました。そして、神様の愛を受けるだけではなく、その愛を周りの人にも届けていきたいと思うようになりました。
このキャンプは私にとって、海外で奉仕をする経験であると同時に、自分自身の信仰を見つめなおし、神様との関係を深める時間でもありました。帰国した今も、この経験で終わりにするのではなく、学校や地域、身近な人とのかかわりの中で、神様が示してくださる働きにこたえていきたいと思います。最後になりますが、このような貴重な機会を与えてくださった神様、支えてくださった皆様に心から感謝します。
お祈りをします。神様、本日は、このカンボジアでの経験を通して学んだことを、皆さんと分かち合う機会を与えてくださったことに感謝します。神様が私の背中を押してくださり、1歩踏み出す勇気を与えてくださったことで、今まで知らなかった世界を見ることができました。
今日ここにいる一人一人の歩みも、神様がこれから導いてくださいますように。
この祈りをイエス様のお名前によってお捧げいたします。アーメン