学生スピーチ
[2026-10-21]
皆さん、おはようございます。児童教育専攻3年です。今日は、私が先日経験した小学校での教育実習についてお話ししたいと思います。
実習に行く前の私は、自分の目指す教師像を思い描きながら、教師として子どもたちにどのように関わればよいのか、どのように子どもたちの学びを支えていけばよいのかを考えていました。教師は、子どもたちの成長を支える存在です。だからこそ、子どもたち一人ひとりに合った関わり方を考え、子どもたちが安心して過ごし、自分らしく学べる環境をつくりたいと思っていました。しかし、実際に子どもたちと過ごす中で、私は自分が考えていた以上に、子どもたちから多くのことを学びました。
特に印象に残っているのは、子どもたちが友達に自然と声をかけていた姿です。私が実習に行っていた学級には、学校に来ることが難しく、久しぶりに登校してきた子がいました。その子が登校してきたとき、周りの子どもたちは「久しぶりー!遊び行こー!」と声をかけていました。そこには、久しぶりに学校に来たことを特別なこととして扱うのではなく、いつもの友達として自然に迎え入れる姿がありました。私はその様子を見て、誰かが安心してその場にいられるようにするために、必ずしも特別な言葉や行動が必要なわけではないのだと感じました。いつもと変わらず声をかけ、一緒に過ごそうとすること。それだけでも、その人にとって安心できるきっかけになるのだと思います。
そして、私は子どもたちに支えられていたことにも気づきました。実習中、私は自分で授業を行いました。自分なりに準備をしていても、思うように進まなかったり、自分の伝えたいことがきちんと伝わっているのか不安になったりすることもありました。そんな中、子どもたちは授業中に「先生、こういうことー?」と質問しに来てくれました。また、授業が終わったあとには、「先生、授業楽しかった!」「授業分かりやすかった、おもしろかった!」と声をかけてくれました。その言葉を聞いたとき、私はとてもうれしくなりました。子どもたちの学びを支えたいと思っていた私が、反対に子どもたちの言葉に励まされ、支えられていたのです。
このような経験を通して、私はヨハネによる福音書13章34節の言葉を思い出しました。「あなたがたに新しい戒めを与える。互いに愛し合いなさい。私があなたがたを
愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」私はこの言葉を通して、互いに愛し合うということについて、改めて考えました。
愛することや人を大切にすることは、何か特別なことをするだけではないのだと思います。久しぶりに登校した友達に自然と声をかけること。そして、実習生である私の授業に一生懸命向き合い、温かい言葉をかけてくれること。子どもたちの姿には、人を大切にすることが日常の何気ない行動の中にも表れていました。そして、人を大切にすることは、一方が一方を支えるだけではないのだとも感じました。教師が子どもたちを支えることもあれば、子どもたちから教師が学び、支えられることもあります。実習を通して、子どもたちは支えられるだけの存在ではなく、誰かを支え、周りの人に大切なことを教えてくれる存在でもあるのだと気づきました。
これから教師を目指す中で、私は子どもたち一人ひとりの成長を支えられる教師になりたいと思っています。それと同時に、子どもたちの中にある力や優しさを見つけ、それを大切にできる教師でありたいです。子どもたちを一方的に導こうとするのではなく、子どもたちの声に耳を傾け、子どもたちからも学びながら、一緒に成長していきたいと思います。
今回の教育実習は、教師になるための学びの場であると同時に、人として大切なことを子どもたちから教えてもらう時間でもありました。子どもたちを支えたいと思っていた私が、子どもたちに支えられ、子どもたちの姿から人との関わり方を学んだこと。この経験を忘れず、これからも互いを大切にし、支え合うことを大切にしていきたいと思います。
お祈りします。
天の父なる神様。
今日、このように共に礼拝を守ることができることに感謝いたします。
私は教育実習を通して、子どもたちと関わる中で、多くのことを学びました。子どもたちの何気ない言葉や行動に、思いやりや優しさが表れていることを知り、互いに愛し合うことの大切さを改めて感じました。
私たちもまた、日々の生活の中で周りの人に支えられながら歩んでいることを覚えます。今日の礼拝を通して、一人ひとりが互いを大切にすることについて考える時となりますように。
主イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。
アーメン。