みことば

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2023年1月31日本年度最終礼拝

チャプレン 崔 大凡

[2023-02-02]

マタイによる福音書4章18~20節

「イエスはガリラヤ湖のほとりを歩いておられたとき、二人の兄弟、ペトロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレが、湖で網を打っているのをご覧になった。彼らは漁師だった。イエスは、「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう」と言われた。二人はすぐに網を捨てて従った。

先ほど聞いた聖書の御言葉は、この大学で聖書に親しんだ方々は何度も聞いたことがある箇所かもしれません。イエスはご自身の働きを始めるにおいて、最初の弟子たちを招かれた、その記事です。湖のほとりで、イエスに呼ばれた人々は漁師でした。そこからイエスに従い、イエスと共に生きる人となり、イエスが働かれたこと、話されたこと、行ったことの証人となっていきました。最終的にはこの世界のキリスト教会の設立者や指導者となっていきます。その始まり、重要な出会いの場面をそれぞれの福音書が描いています。

彼らは漁師だったので、当然魚を取って自分たちの生活を営んでいたでしょう。彼らはイエスに呼ばれて漁師を辞めなければならなかったのか?

そう見ることもできますが、漁師を辞めたというよりは、新しい漁師となったという風に福音書は知らせたかったのではないかと思います。魚をとって人々に売って、それで生計を立てる生活ももちろん意味ある大切な生活ですが、この漁師たちはここからイエスの招きによって新しい漁師となり、「人間をとる漁師」という新たな意味をイエスは与えてくださったのです。

「人間をとる漁師」という意味は、聖書に親しんでいる皆さんは十分想像できるものだと思います。これから人々を招き、人々を神様の方に立ち返らせる働き、神様のもとに導く働き、そうすることによって神様が与えられる命と祝福をそれぞれの人々に吹き込み、広げる働き。彼らは、より良い働きのためにイエスに招かれた…それが主イエスと弟子たちの出会いであったことを、聖書は淡々とした口調で読む人々に伝えているのだと思います。

こうして彼らの生涯は、神様の召しと使命に応えるものへと変わっていきます。それは人々に伝え、人々のために働く生き方ですが、もちろん彼ら自身も神様の救いと恵みに生きる豊かな人生となったと言えましょう。主イエスは、ご自身との出会いを通して、これらすべてを与えられました。弟子たちにはこれが人生の大きな転換となりました。自分たちの生涯の本命の意味を与えられました。

皆さん、私たちも生きる中ですでに与えられ、決められている意味があることと思います。しかし今の時点で決められているものが終わりではない、それも真実です。私たちには、年齢と立場を問わず、これから生きる中でますます、「新しい生きる意味」、「新しい働く意味」、「新しい勉強する意味」が加わると思います。そのことあって、私たちの生活と人生はます

ます生き生きとし、祝福に満ちた歩みとなっていくことではないかと思います。

本日、私たちはこの時間行われるチャペル礼拝としては最後の礼拝を共にしていますが、私たちがこの礼拝に招かれたことにも意味があることと思います。この礼拝に来て聖書の言葉を聞き、御言葉そこに込められている神様の良き祝福を共有すること、またそのために協力し奉仕することによって、私たちの本来の学院生活の意味の上に、さらに新しい意味が加わる時間。神様は。こういう礼拝の方に私たちを招いたのではないでしょうか。

特に、今日ここに集まっている学生の多くは、チャペル委員現役員、また次年度の役員です。今日のチャペル委員役員の祝福式の礼拝でもあります。そのためにここに集まって、座っている皆さんも、チャペル委員の働きに「招かれた」のだと私は思います。

チャペル委員の働きが、皆さんの成績に、履歴にプラスになるようなものではないかもしれないけれど、皆さんの学校生活の中にチャペルでの生活が加えることによって与えられる新しい意味があると思います。それは先ほど述べた、礼拝に参加する意味でもありますが、その上に他の学生たちより先に奉仕することによって、またもっとたくさん、豊かに礼拝に与ることによって与えられる恵み。そのために皆さんはチャペル委員奉仕者として招かれたことと信じてください。決められ、指名されたというより、これによって自分の学校生活に新しい意味が加わったと信じて受け入れてください。それで皆さんの新しい生活はますます生き生きとした、恵みに満ちた生活になっていくことを信じ、私も皆さんの新しい生活を応援していきたいと思います。

今年度は引き続き新型コロナウイルスによって状況的にたくさんの人々が礼拝に集う年ではなかったかもしれません。しかしこれから状況は変わっていくと思います。社会的にも季節的にも、または私たちの心も、これからの状況の変化を感じていくことと思います。来年度、この場所にもっと多くの学生、教職員を受け入れて礼拝することになりうましょう。そのために、来年度もチャペル委員として奉仕する皆さんの上に、神様の祝福が豊かにあることを信じます。その大切な備えの時期、学期末の忙しい時期ですが、神様の約束と祝福を預った時間として過ごしてまいりましょう。これから神様の招きに応えていくために