10月8日 学生スピーチ
[2024-10-08]
ヘブライ人への手紙10章24~25節前半
「互いに愛と善行に励むように心がけ、ある人たちの習慣に倣って集会をやめたりせず、かえって励まし合いましょう。」
皆さん、おはようございます。私は広報係長をしております、心理臨床学科 3 年です。皆さんは、学内に掲示されているチャペル新聞『読んで』を見た、または読
まれたことはありますか?私の所属する広報係は、主にそのチャペル新聞『読んで』を作成
する活動を行っています。チャペル新聞は、入学記念号・6 月号・10 月号・クリスマス記念
号・卒業記念号の 5 つを年間に発行し、チャプレンからのメッセージのほかに、それぞれそ
の時期に応じた内容を掲載しています。例えば、6 月号は新しく入ってくれた 1 年生に、初
めて礼拝に参加してみての感想を記事として書いてもらいました。また、今度 11 月に行わ
れるフィリア祭や 12 月に行われるクリスマス礼拝などといった学内の行事ごとのお知らせ
もそちらの方に載せています。
私が広報係の活動の中で意識していることは、読んでくださる方々に向けてと、他の広報
係の皆に対しての大きく分けて 2 つです。まず、読んでくださる方々に向けては、目に留ま
りやすいイラストや色塗りを意識しています。やはり、チャペル新聞は記事の内容はもちろ
ん大切ですが、まずは「読みたい」や「何が書いてあるのだろう」など興味を持ってもらわ
なければ始まりません。その時期に応じた、生き物や食べ物、植物などを描いたり、クリス
マスや卒業式の時期には、行事ごとに絡めた絵を貼り付けて作成しています。私自身、イラ
ストはそこまで得意では無いですが、広報係には、イラストを得意とする方々も沢山いるの
で、記事とイラスト、それぞれ役割を分担し、協力しながら進めています。最近では、広報
係以外の友人にもイラストを描いてもらうこともあり、一人ではなく皆で作り上げている
という心強い感覚で日々取り組むことが出来ています。
そして、2 つ目の広報係の皆に対して意識していることは円滑な連携です。私の一つ前の広
報係長の方は、現在お手本とさせて頂いているくらい、本当に素晴らしい方で、毎回とても
丁寧な文面で、頻繁に私たちに連絡をくださっていました。先程もお話ししたように、チャ
ペル新聞は年 5 回の発行が主な活動で、そこまで活動頻度が多い係ではありません。加え
て、現在広報係は全員で 7 人と非常に少なく、他の係と兼任している人もいます。だからこ
そ、今後の予定や現在の進行状況を随時報告し、よりスムーズに作業を進めることが出来る
よう、こまめに内容を伝えることを心がけています。そして、何か質問があった時、尋ねや
すい存在でありたいなとも意識しています。私自身、昨年まで、少しでも分からない事があ
ったら、すぐ長の方に質問の連絡を入れていました。それは、いつも丁寧に細かく教えてく
ださっていたから出来たことです。質問をしやすいと活動もしやすくなり、結果的により良
い新聞の作成へと繋がるように思います。特に下の学年の人は、連絡しにくいと思うので、
こちら側から、意識的に個別で連絡を取っていくことが大切だと日々感じています。
チャペル新聞を作成していくなかで、1 つの号が完成した時の達成感や満足
感、そして何よりホッとする安心感はとても大きいです。時々、同級生や先生方から「新聞
を見たよ」「記事を読んだよ」といった声をかけて頂く事がありますが、その時が一番「や
っぱり作ってよかったな」と思う瞬間です。広報係長として動いていく中で、日程調節をは
じめ、まだまだ力不足でつたなく、他の広報係の皆さんに助けを求める場面も沢山あります。
どうしようかと悩むときもありますが、これまでを振り返ると、広報係長をやっていなけれ
ばできなかった経験が沢山ありました。今チャペルで、こうして皆さんの前でお話が出来て
いることもその中の一つです。また、広報係をしていなければ、恐らく関わることはなかっ
たであろう先輩方や後輩の人達、そしてキャリアや保育といった心理臨床学科ではない他
学科の人などと接することが出来ていることも広報係になったからこそです。この先も広
報係だったから経験できることが沢山あると思います。もちろん現在も思っていますが、周
囲の人に助けていただきながら経験できている一つ一つに物事に対し、感謝の心を忘れず、
過ごしていきたいと思っています。
最後に、今週中にチャペル新聞『読んで』の 10 月号の発行を予定しています。チャペル
ロビーをはじめ、図書館前や学食、学務前など、合計で 7 か所、学内のいたるところに掲示
しますので、是非ご覧いただけると嬉しいです。そして、今後はクリスマス記念号、卒業記
念号 2 つのチャペル新聞を発行します。クリスマス礼拝・卒業式共に、どちらも、学内の一
大行事でありますので、頑張りたいと思います。ふと立ち止まったときに見ることの出来る
ような読みやすい記事と温かい気持ちになることが出来るような可愛いイラストを心掛け
て、チャペル新聞を作成していきたいと思っていますので楽しみにしていてください。本日
はご清聴いただき、本当にありがとうございました。