みことば

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学生スピーチ

チャプレン 和田 憲明

[2026-01-28]

「互いに愛と善行に励むように心がけ、ある人たちの習慣に倣って集会をやめたり
せず、かえって励まし合いましょう。」
ヘブライ人への手紙 10 章 24 節~25 節 a

 皆さん、おはようございます。キャリアイングリッシュ専攻 2 年です。
 今回、新成人を代表してお話をするにあたり、改めてこれまでの自分を振り返って
みました。その中でも、避けては通れないのが熊本地震です。私が住んでいる西原村
は、益城町や南阿蘇村同様被害が大きく、当時住んでいた地域のほとんどの家が全壊
しました。仮設住宅に移ったあと、そこで大学生ボランティアの方々と出会い、私の
人生は大きく変わりました。
 今までの私は、自分のために時間を割いてばかりで他人には全く手を貸そうとは思
いませんでした。しかし、ボランティアの方々と交流していくうちに「私も誰かの役
に立つこと、何か出来ないかな」と徐々に思うようになりました。そして、中学校入
学と同時にボランティアクラブへ入部し、大学へ進学した現在は自閉症支援部に入部
しました。

 話は変わりますが、今月 11 日、私は西原村の成人式に出席しました。
振袖やスーツに身を包んだ友人たちを見て、「みんな元気そうだな」と思った反面、
成人を迎える前にこの世を去ってしまった小・中学校時代の同級生の話を幼馴染から
聞き、「みんながみんな当たり前に成人を迎えられる訳ではない」ことを痛感しまし
た。
 式終了後、その男の子の友人が、遠い空にいる彼を偲ぶために歌を披露しました。
彼は、小学生の時からとてもかけがえのない仲間に出会っていた。晴れ姿を見ること
なく、自分たちより先に亡くなってしまった彼のためにここまでできる仲間がいるこ
とを実感し、改めて出会いの大切さを知りました。

 先ほど、『「自閉症支援部」に入部している』という話をしたのですが、実は 1 年生
の時からではなく、2 年生から入部し活動しています。きっかけは、バドミントンサー
クルで出会った先輩からのお誘いでした。
「自閉研興味ない?もし良かったら、入部してみる?」この言葉と、先輩に出会ってい
なければ、私は自閉症支援部に入部していませんでした。

 更にもう一つ、チャペル委員会に出会い、入ったきっかけをお話します。「チャペル
委員」という言葉を聞いたのは、実を言うと新入生オリエンテーションの時が初めて
でした。
「大学行くならルーテル行きなよ。」と外国語学科がある別大学の指定校推薦を狙って
いた高校時代のクラスメイトにそう言われました。「え、じゃあどうしよう」と思って
いた時に、当時の担任の先生から「1 学年の人数が多いあの大学よりもルーテルの方
が安心だと思う。人数が少ないほうが安心するでしょう?」と言われ、体験入学や下調
べ等もあまりせずにこの大学を受験しました。
 その後行われたプレ・カレッジにも参加したのですが、諸々の事情でほぼ抜け殻のよ
うに参加していたため話の内容をそんなに覚えていませんでした。
 そして新入生オリエンテーションの際にチャペル委員の話を聞き、「チャペル委員か
…なんか気になる、面白そう」と感じたことを今でも覚えています。そして入学してし
ばらく経ったある日の礼拝前に、勇気を出して礼拝係の先輩たちに声をかけたことがチ
ャペル委員に入ったきっかけでした。そして現在、広報係の副係長を任され次年度の広
報係長に任命されました。チャペル委員に出会い、広報係や礼拝係として関わることが
できたのも、この大学に出会った何かの縁だろうと思っています。

 中学時代、校長先生がよく口にしていた言葉が「出会いを大切にしなさい」でした。
今までもいろんな出会いがありました。そしてこれからもたくさんの出会いがあると
思います。出会うことは「縁を結ぶこと」だと、私は思っています。なので、出会い
を大切にし、縁を結んでいけるような人になりたいです。

 突然ですが、皆さんは今までどんな人に出会いましたか?
友人、先生、先輩…もしかしたら、テレビやスマホの画面越しに推しと出会った人も
いるかもしれません。

 本日の聖書の箇所、「互いに愛と善行に励むように心がけ、ある人たちの習慣に倣っ
て集会をやめたりせず、かえって励まし合いましょう。」にもあるようにぜひ皆さんも、
いろんな人に出会って縁を結んでください。そしてその出会いを、結んだ縁を大切にし
てください。
その縁が、いつか困ったときに役に立つかもしれません。

 最後にお祈りします。
天の父なる神様。私とこの大学を出会わせ、ご縁を結ばせていただいたことに感謝
します。
これからの人生を歩んでいくうち、更なる出会いが私たちを待っていることでしょ
う。その出会いが、私やここにいる皆さんをより良い未来へと導きますように。
私たちの救い主であるイエス様の御名によって祈ります。
アーメン